フリッツ・ハンセン Fritz Hansen

1872年、フリッツ・ハンセンが家具を製造する会社として創業。

1915年、デンマーク初の曲げ木の椅子を製造し、大成功を収める。

アルネ・ヤコブセンとの共同は34年から始まり、52年、背と座が一体の三次曲面を実現したプライウッドの椅子「アントチェア」が誕生。

フィンランドのアルヴァ・アアルトが「パイミオチェア」（1932年）で実現した背座一体の自由な平面（二次曲面）、アメリカのイームズ夫妻が「DCW」（1946年）で背座は別ながらも実現した三次曲面に連なる、家具の歴史上エポックメイキングな椅子と言える。

その後、ヤコブセン以外にも、ピート・ハインらによる「スーパー楕円テーブル」やポール・ケアホルムの家具などを世に送り出す。

近年は、キャスパー・サルトなどの若手を起用する他、名作とファッションファブリックを融合させるなど、名作の新たな魅力を引き出している。

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