ルイス・ポールセン Louis Poulsen

北欧のブランド・メーカー

デンマークの公共施設には必ず使われているといっても過言ではないほどの普及率を誇る照明器具メーカー。創業当初はワインの輸入会社として始まったのだが、92年電気部品の会社を設立、96年創業者の甥のルイス・ポールセンが入社、1906年代表に就任、そして11年ルイスポールセン社へ改称となる。

ポール・ヘニングセンとの協力関係は24年から彼が亡くなる67年まで続き、光源を直接見せないグレアフリーを実現した「PHランプ」など、100種類以上の照明器具をデザインした。

その他の代表作に、アルネ・ヤコブセンがSASロイヤルホテルのためにデザインした「AJ」シリーズ、ヴェルナー・パントンの「パンテラ」などがある。最近では、ルイーズ・キャンベルや内山章一などを起用しているが、それらのすべてに、”まぶしさのない質の高い光で美しく照らす”という同社の哲学が込められている。